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しばらく日本を離れて感じたこと

2017.12.18 カテゴリ: 社会問題

 先週末まで3週間米国で仕事をしていて土曜日、日本に帰国しました。ちょうどその頃ある青年が投稿した中国に日本は完全に追い越されたという記事がネットで話題になっていました。その一つの要因として中国では町の露店などでも決済は携帯で済んでしまうということが挙げられていました。特に中国の専門家でもなくたまに上海などに出張に行く程度ですが、やはり中国沿岸部の勢いと元気に良さは肌感覚で感じます。ただ、決済手段については日本と米国の差でも感じることがありました。私が20年前米国に在住していたころ、鬱陶しいと思っていたのは小切手でした。日本だと当時から毎月の支払(例えば電気料金など)は銀行の自動振り替えが主流でしたが、米国は毎月小切手を書いてサインして郵送が主流でなんて遅れた国なのだろうと思っていました。決済手段についてはインフラを築くにあたってそれなりの投資が必要ですからそれが足かせになってしまいます。そういった意味で決済手段の側面だけを持って遅れている、進んでいるとみるのは皮相的な見方だとは思います。

 しかし、一方で新しいことをどんどん貪欲に取り入れていく中国のエネルギーとダイナミズムは凄まじいものを感じます。米国のテレビでいわゆるNBCやCBSなどの主流キー局だとほとんど国内の話題ばかりですが、海外でニュースや話題で出てくるのは時節柄の北朝鮮を除けば中国、EU、ロシア程度で日本はほぼ出てきません。さほどテレビばかり見ていたわけではないですが、話題で日本が取り上げられたのはコスプレのロリータファッションが一部のマニアで流行となっているのが日本由来と紹介されていたのと、コマーシャルでやたらと日本車が目立った程度でしょうか?どんどん日本のプレゼンスは薄れているような気がします。

 海外の先進国に行って思うことは日本の物価の安さです。日本だと工夫すれば昼ごはんは500円で食べることが出来ますし、まず1000円以内ならば確実です。今米国だとなかなか昼ごはん1000円以内で食べることは難しいですし、晩御飯になると簡単に2000円を超えます。ミュージカルや演劇も日本だと5000円~10000円で可能ですが米国だと普通の席で15000円くらい、10000円以内の券だとかなり離れたさびしい場所になります。大体私の感覚だと20年前と日本はおおむね物価は変わらないか少し安くなったくらいなのに米国は50%~100%高くなっていると思います。これが米国で所得が増えない中下層の怒りを招きトランプ大統領を生み出すとともに一方中上流層は所得が増え旺盛な消費を謳歌していることを肌感覚で感じました。一方日本は良くも悪くも上中下層ともみんな相対的かつ金銭的には平等に貧しくなったと感じてしまいました。

別に金銭的に豊かになるばかりが求められることではないですが、豊かになりたいという中国やアメリカの上昇志向が勢いやエネルギーを生み出しているような気がします。特にこれといった結論がある話ではないですがなんとなく感じたことを記しました。

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