優秀なCFO(最高財務責任者)は常に不足しています。このポジションは単に経理財務の知識・経験があるだけでは不足です。事業戦略を理解して数値目標との整合性を保ちつつ事業部門をある時はサポートし、ある時は剛腕をふるってブレーキをかけられる社内コミュニケーション能力が必要です。
加えて、外資系企業のCFOになると本社との間での英語のコミュニケーションが必要でそれも単なる英会話能力ではなく、グローバル企業を運営できる十分な知識・経験・本社との交渉能力が必要です。ベンチャー企業などで経験豊かなCFO不在のまま急成長したため無理な拡大政策で行き詰ったり、外資系企業の日本法人で数か月CFOが不在だったりしたため見る影もなく劣化してしまった残念な例をよく見かけてきました。
CFO (最高財務責任者)やコントローラー(財務経理部長)がいない、またはやや経験不足である企業で一定期間外部CFOまたはコントローラーとして外資系一流企業やベンチャー企業のCFO経験者が支援します。
例えば以下のようなケースでお役に立てます。
- 外資系企業の日本法人などでコントローラー、CFOが突然退職してしまったが後任がなかなか採用できないので後任が入るまで支援してほしい
- ベンチャー企業で上場を目指しているがよいCFOが採用できない。または、やや候補者が経験不足なので側面から支援してほしい
外部CFO、コントローラー業務プロセス
1.まずは貴社のファイナンスプラットフォームの整備状況をレビューいたします
通常ファイナンス部門(財務経理部門、経営企画的部門も含む)は以下の4つの要素がファイナンスプラットフォームを支えていますが、4つの要素がすべてバランスよく整っている企業はまれです。
そして、大抵弱い部分から歪みがでて、場合によっては企業の経営成績や財政状態に大きな負の影響を与えます。
まずはこのファイナンスプラットフォームを分析いたします。
(管理会計)
- 事業計画(戦略・予算・KPI)策定
- 財務意思決定・財務管理
(財務会計)
- 日常経理、決算
- 内部統制、監査
- 資金管理
- 資金調達
- 税務申告
- タックスプランニング
2.改善計画を立てます
ファイナンスプラットフォームの場合、前述したように弱い部分の強化が非常に重要です。
適材の配置も含めた改善計画を立案します。
主な提供サービス
- 弱点分野のプロセス構築、マニュアル化
- 財務部門スタッフ採用計画 -主としてスペックの絞り込み
- 財務部門スタッフ育成計画 -育成方針などの作成
3.計画を実行します
典型的なコンサルタントのように計画と指示だけでなく実際に”roll up one’s sleeves”(腕まくりをして)アサインされたコンサルタント自身も貴社のスタッフに混じって実行します。
実例
- 事業計画を一緒に作成 -経営会議のファシリテーション、予算テンプレート作成など
- スタッフ候補者の面接に立ち合い-主としてスキル面の検証
- 税務調査に財務部長代行として立ち合い
- 難易度の高い仕訳の作成 -IFRS、米国基準、税効果、連結仕訳など
4.実行したプロセスを文書化して内製化を行います
今までの新しいプロセスは貴社の財産になります。
引き継ぎ書を作成して丁寧に引き継ぎます。