役員が部長に求めること」とは?「メンバーが部長に期待すること」とは?
本書は、部長になりたての方、部長の仕事に日々悪戦苦闘しながら向き合っている方に、「部長職に必要なマネジメント力・仕事術」を説いた本です。
部長が課長までと違うところは、「経営上の重要な判断を担う立場、部門の長」であるという点です。したがって「部長の仕事術」とは、「経営上重要な組織を運営する能力・方法」を指します。
そうした「部長の仕事術」を具体的に挙げながら、それをどう磨き、駆使し、チームとして成果を上げるか、具体的に解説します。
部長職の方はもちろんのこと、若手や課長クラスが「一歩上の役職」を目指すために、また、社長や役員が「どんな社員を部長に抜擢するか」を考える指針として読める一冊です。
目次
第1章 これからの部長に必須の5つの心得
第2章 部長のマネジメント力
第3章 部長の数字力
第4章 部長の育成術
第5章 部長の人間力
第6章 役員への出世術
第7章 苦難の乗り越え方
第8章 部長の自己啓発
出版社からのコメント
●まえがきより
「部長の仕事術」の話に入る前に、皆さんに質問です。
そもそも「部長の仕事」とは何でしょうか?
また、「課長から部長になって変わること」、あるいは「部長に期待されていること」とは何でしょうか?
部長が課長までと決定的に違うところ、それは、「経営上の重要な判断を担う立場、部門の長になる」ということです。
課長までは一般社員と過ごす時間が多く、現場レベルの仕事が大半でしょう。
経営レベルの判断が求められることは、通常それほど多くありません。
しかし部長になると経営側との仕事が多くなり、経営の視点で仕事を考えることになります。
したがって「部長の仕事術」とは、「経営上重要な組織を運営する能力・方法」を指します。
部長になりたての方が初めに戸惑うのは、それまでの立場とは違う視点で仕事を見つめ、判断することが求められるからです。 (以下略)
●こんな方に読んでいただきたい一冊
・部長になりたての方、部長の仕事に戸惑い日々悪戦苦闘されている方
・「一歩上の役職」に挑戦したい若手や課長クラスの方
・「どんな社員を部長に抜擢するか」を考える指針を持ちたい社長や役員クラスの方
●著者はどんな人?
著者は、政府系金融機関の地方支店でキャリアをスタートし、その後、外資系会計事務所、日本コカ・コーラ、GEでキャリアを積んできました。
転職当初は周囲の厳しい競争に圧倒されながら、いつクビになるかヒヤヒヤしていたとのこと。スマートな仕事ぶりとは程遠く、当初は「出遅れ感」たっぷりだったといいます。
そんな著者だからこそ、周囲の優秀な人を見よう見まねで学びながら、良いところは愚直に吸収しようと努め、コツコツ実践して部長職になることができました。
したがって、本書は抽象的な「あるべき論」を述べた内容ではありません。周囲の優秀な人から実際に学んだこと、そしてそれをもとに実行した著者自身の「実践的な手法」を説いてることが特徴です。
●著者より
「部長の仕事」は、もちろん小手先の技術も必要ですが、それだけでは長期的な成功は見込めません。
本書を読めば、大事なこと、普遍的なプリンシプル(原理原則)があることを理解してもらえることと思います。
それは外資系か日系か、あるいは大企業か中小企業かを問わず必要なものです。
そういう意味では、本書はどんな企業に所属する部長職の方でも読めるものになっているはずです。
内容(「BOOK」データベースより)
役員が求めること+メンバーが期待すること。アーサー・アンダーセン、日本コカ・コーラ、GEで実践した、新時代の部長に必須の強化書。