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大学生就職ランキングを見て思うこと

2018.04.25 カテゴリ: 働き方・仕事術就職、転職の時に考えること

 先日、恒例の日本経済新聞の大学生就職人気ランキングをみていました。すると、ANA、JALの両航空会社が1,2位、旅行会社のJTB、HISが4位と6位、オリエンタルランドが5位とインバウンド需要を反映したランクといったところでしょうか。一方、以前は人気だった金融・総合商社といったところは金融は東京海上日動が3位、損保ジャパンが8位、商社は伊藤忠商事が9位に入っている程度で銀行・生保はトップ10に一社も入っていないというのは少し驚きでした。

 ただ、特に都市銀行は今後合理化で行員の数をどんどん減らすといったニュースが出ていてそのあたりの影響ではないかと思われます。総合商社の人気低下は昨今の学生の海外転勤熱の低さを反映しているか体育会的体質が古いと嫌われたのでしょうか。

 結構理解しにくかったのは大手航空会社と大手旅行代理店の人気です。確かにここ数年はインバウンド景気の恩恵は受けるかもしれませんが将来の成長性については疑問です。まず、大手航空会社ですが、これからもある程度は保護産業なので生き残るとは思いますが、夢がある世界とは思わません。日本への観光需要はうまくやればどんどん伸びていく可能性は感じますが、LCC(格安航空会社)がかなりのパイをとっていくと思われます。ピーチ・バニラエアはANAの子会社ですし、ジェットスターJALの関連会社ですが、もし日本の観光業界が盛り上がるならばそもまま2社の寡占で行くとは思えません。大手航空会社傘下のLCCは経営がうまくいかないジンクスもあり、個人的にも独立系のLCCにもっと頑張ってほしいと思っています。

 一方、旅行代理店という形態はJTBのような形態で残ることは非常に考えにくいです。おそらくExpediaや楽天トラベルのようなバラエティに富んだ旅行プランを並べたプラットフォーマーか、規模は小さいが企画力に優れて独自性のあるツアーを生み出すようなニッチプレイヤーに分かれるのではないかと思われます。HISの場合は澤田会長がここ10年くらいは面白いビジネスを生み出すかもしれませんが、その後はあまり期待できないですし、JTBは10年先はかなり形を変えていなければほぼ存在はしていないと思われます。

 もし自分が文系の新卒で会社に就職するのだったらどうするかですが、小さくても世界で勝負できるような企業か、がっちりドメスティックに徹して地域ともに発展していくぞといった企業のどちらかだと思います。トップ10に入った企業で強いて選んでみると、前者がソニー(7位)、伊藤忠商事(9位)、資生堂(10位)、後者はオリエンタルランド(5位)といったところでしょうか。おそらくそういった観点で人気が出たようには思えませんが。

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