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ラクスル上場で思うこと

2018.06.04 カテゴリ: 企業経営での留意点経営戦略

 31日ですがラクスルが上場しました。上場初日の時価総額は550億円でユニコーンまではいきませんが、RPAホールディングスやHEROZに続く規模でなかなか将来期待されている企業と言えます。日本経済新聞の企業面でも特集されていました。

 ビジネスモデルとしては、全国の中小の印刷工場と契約して一方で小口のチラシや名刺の注文をうけて仲介するものです。ポイントは印刷工場は自社の不稼働時間を使って受注するので、彼らも不稼働時間が埋まる一方顧客も4割程度安い値段で受注できることです。そもそも印刷の値段が高い理由は機械が高額なため不稼働時間が多い場合その固定費部分が価格に載ってしまうことにあります。簡単に言うと稼働率が高くなれば値段は安くできるわけです。

 こういったシェアモデルの特徴は活用されていない資産をうまく見つけて活用することにより価値を生み出すものです。今までのシェアモデルのパターンは個人間が多かったのですが、ラクスルの場合、BTBです。個人間の場合、不安を取り除くために様々なその個人に評価を与える仕組みがありますし、Uberなどの値段を出すアルゴリズムはなかなか興味深いものがあります。

 個人的な感想ですが、ラクスルの場合きちんとした企業の発注側からすると多少品質にはばらつきがあると思います。一部の企業では専用工場も作る形に変わっていますが、これではこのモデルの強みを活かせないと思います。品質のばらつきをなくすためにも「安かろう悪かろう」ではなく一定の品質が担保されるための利用者側に負担でない簡単な評価の仕組みは個人間のように設けたほうが良いのではないかと思います。このあたりの仕組みの構築、今後の課題とおもわれます。

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